消え行く定め?ソープランド業界を苦しめる3つの要素とは

吉原の街並み

風俗業界の王様と呼ばれるのがソープランド。
「大人の階段」を登らせてもらった男性は少なくは無いでしょう。
そんな貴重な施設であるソープランドですが、時代と共に消え行く定めなのです。

ソープランドの歴史をざっくりと紹介

ソープランドは戦後まもなく都内で誕生しました。
当時はトルコ風呂と呼ばれていて、女性からのマッサージはありましたが性的サービスがない健全なお店でした。
しかし、どんな時代にもエロサービスを提供してお金を稼ごうと考える人がいるものでスペシャルサービスと称したヌキサービスを行う店舗がどんどん増えてきました。

その後、吉原などの赤線(売春が公認されていた地域)が廃止されるとそこで働いていた女性が大量に流入することでさらに店舗が増え、サービスの過激さもアップ。
参考:「あ」から始まる風俗・アダルト系用語集
1960年代半ばには全国で700店舗も存在していました。

トルコ風呂の名称は1980年代半ばまで続いていました。
しかし、自国の名称を性的サービスを行う施設に使われたトルコ人留学生が名称変更の運動を起こしました。
女性初の都知事となった小池百合子氏は当時この運動をサポートした1人です。
最終的にはソープランドに名称変更し、今日に至ります。

なぜソープランドは消えていくのか

男性から愛されるソープランドがなぜ無くならなくてはならないのか。
その理由をまとめてみました。

法律上、新たにお店を作れない

最大の理由がこれです。
ソープランドの営業はごく限られたエリアに限定される上に、半径○○m以内に学校があってはダメ、など条件が厳しく事実上不可能になっています。
現存しているソープランドがなぜ営業できているのかと言うとそれは既得権を得ているからです。
既得権とはこの場合、風営法改正(上記の半径○○のルールが定められた)以前から営業していたソープランドは条件を満たしていなくてもそのまま営業しても良い、というお墨付きをもらっている状態です。
その既得権は個人名義であれば1代限り(子供・孫は営業権を引き継げない)です。
法人名義の場合でも同様に譲渡はできませんが、法人自体の売買によって経営者を変えることができます。

建物の老朽化

新規でソープランドが出来ないだけでなく、現存のソープランドも年々数を減らしています。
その理由のひとつが建物の老朽化
既得権を得たからといって何十年も同じ建物で営業していれば当然古くなってきます。
お金をがっぽり稼いでいるんだろうからピカピカに全面改修してしまえばいいだろう、と思うかもしれませんがここにも高いハードルがあります。
法律上、全面改修は新築と同義となります。
つまり、既得権はなくなり、通常のルールに則っていないと営業を継続できません。
部分改修は問題ないので各店その方法で対応してはいますが、いろいろとほころびが出てきている状態です。
※ソープランドの男性スタッフ募集で、まれに大工(経験者)を募集していることがある建物の補修を行うためです。

規制強化・摘発

上記2つの理由はじわじわとソープランド業界を苦しめますが、こちらは突然にやってきていきなり息の根を止められます(苦笑)。
特に国際イベントが近くなると政府や自治体は清廉潔白な精神に支配されるのか、風俗・アダルト業界への風当たりが強くなります。
昨日まで何十年も問題なく営業していたソープランドがいきなり摘発、営業停止からの廃業ということもありえます。
一応、内々には警告めいた案内は届くようですがそれを無視して派手に営業していると見せしめも兼ねてやられます。
数年前にも吉原の大手ソープランドグループが摘発されていましたね。
2020年の東京オリンピックに備えて、また大きな動きがありそうな予感があります。

ソープランドの未来を担うのは…

ソープランド業界を取り巻く状況は確かに良くはありませんが、数年のうちに消え去るようなこともありません。
ちょっと古い数字ですが、2004年の段階でソープランドは全国に1,300店舗ほど存在しています。
みなさんの下半身が元気なうちはまだまだ大丈夫でしょう。

目下の問題は従業員の確保でしょう。
女性スタッフ(ソープ嬢)は当然ですが、彼女たちを取り仕切る有能な男性を業界は常に求めています。
時代の変化を読み、未来のソープ業界を引っ張って行ってくれる存在を。
仕事内容に見合った給料は貰えるので業界に興味がある方も、単に高収入を得たい人もチャレンジしてみて下さい。
もしかしたら、みなさんが現状の様々な問題を解決する一手を打ち出せるかも知れません。

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