サラリーマンが副業でホストできる?会社にバレない方法とは

サラリーマンの副業ホスト

転職情報サイトdoda(デューダ)の調査によると、全体の約25%の会社で副業が認められています。
実際に何か副業を始めてみたいと考えている人も多いでしょう。
特に20代~30代の若いサラリーマンであればホストの仕事に多少なりとも興味があるのではないでしょうか。
今回は多く寄せられる疑問である
「副業でホストを始めて稼げるのか?」
「ホストで働いていることを会社にバレないようにできるか?」
についてまとめました。

意外と多い?サラリーマンの副業ホスト

ホストの仕事とはサラリーマンとは真逆で、何やらチャラチャラしたイメージで20代のイケメンたちのもの、そんなイメージがあるかもしれません。
しかし、実際にはイケメンでなくてもトーク力でお客様を魅了したり、お酒をガンガン飲んでお客様を楽しませたりと様々な個性・スキルを活かして活躍するホストがいるのです。

毎日出勤するホスト(業界的にはレギュラー勤務と呼ぶ)が多いですが、週1~3日ほど出勤するアルバイトホストも2~3割ほどいます。
彼らは学生であったり、サラリーマンであったり、ファッション・美容関係のバイトをしている人たちが多いです。

すでに副業として働いているホストがいるわけですから、サラリーマンが副業としてホストをするのは当然アリです。

本業との両立は大変?

両立するにあたって、最もネックとなるのは時間です。
まずはホストクラブの営業時間について簡単に説明しましょう。

ホストクラブは大きく分けて2つの営業時間があります。
1つは1部営業と呼ばれるもので、時間はだいたい19時~25時まで。
もう1つは2部営業と呼ばれるもので、時間はだいたい6時~10時までです。

昼勤務のサラリーマンの場合、基本的に1部営業のホストクラブで働くことになります。
お店までの距離が近く、本業で残業が慢性化していない限りは営業開始の時間には間に合うでしょう。

帰りの時間ですが、ホストクラブは25時まで営業できるので終電に間に合わない可能性があります。
お客様が最後まで店で飲みたいとお願いしてくる場合がありますし、営業終了後にアフターに誘われることもあるでしょう。
お店によっては終電を逃した場合に車で送ってくれることがありますが、すべてのお店ではありません。

基本的に事情を説明すれば副業・バイトで働いている人は終電で帰れるように調整してくれます。
お客様の要望で早く帰れない場合は収入面のメリットと天秤にかけて判断しましょう。
※売上が増えれば給料も増えます。アフターは直接的に給料に繋がりませんが、お客様と仲良くなることは長期的に見れば売上&給料アップに繋がります。

副業やアルバイトのホストはどれくらい稼げる?

週3日とか、月に15日など副業・バイトホストとして働いている日数が異なるので一概には言えません。
ホストの給料システムは売上額を元に計算される歩合給が基本です。
給料に換算される割合は「バック」と呼びます。
50%バックの場合、10万円の売上があれば5万円が給料になるわけです。

副業やバイトなど短時間の勤務だと売上を上げることが難しいです。
歩合給計算したら給料0円なんてことになります。
そんな場合でも心配いりません。
ほとんど全てのホストクラブで基本給として「最低保証」が支給されます。
時給換算するとだいたい1000円~1500円ほどです。
歩合給で計算した給料額が最低保証の金額を超えている場合は歩合給を、超えていない場合は最低保証をもらえます。基本的にはどちらか一方です。
※最低保証が10万でバックが50%の場合、売上が20万を超えると歩合給が10万円を超えるので歩合給がもらえます。

お店によっては最低保証も歩合給も両方もらえる場合があります。
この場合、バックの割合が低くなることが多いです。
※通常だと50%だが、最低保証も貰える場合は20%になる、など。

給料システムは各店で異なりますので面接・体験入店時にしっかり詳細を確認しておきましょう。

給料から引かれるものもある

ホストの給料、全てがプラスではありません。
副業の場合はほとんどないでしょうが、寮に住む場合は寮費が徴収されます。
スーツをレンタルしている場合のクリーニング代やお店が契約しているスタイリストによるヘアセット代などがあります。

最も怖いのが「未収」です。
お客様が飲食代をツケ(後払い)にした場合、それは担当ホストの責任となります。
規定の日までにお客様から支払ってもらわなくてはなりません。
お金を貰えなかった場合はホストが立て替えることになります。
安易にツケにすると副業で稼ぐどころかマイナスになってしまいますので特に注意しましょう。

なぜ会社にバレる?バレないためのポイント

副業でホストのバイトを続けるための注意点です。

顔写真を載せない

ホストは店内やホスト情報サイトに掲載するために宣材写真(パネル写真)を撮影します。
この写真がSNSなどを通じて会社の人の目に触れる可能性があります。
希望すれば「顔出しNG」が可能ですからお店に相談しましょう。

源氏名を使う

源氏名とはホストを含め、水商売の人たちが仕事で使う名前です。
本名でホストのバイトをする人はいないと思いますが、推測されるような源氏名も避けましょう。

スマホを使い分ける

プライベート用とホスト用を分けた方が安全です。
連絡先や履歴等を見られる可能性がありますし、SNS等での誤爆も防げます。

確定申告をする

副業での所得が年間20万円以上の場合は確定申告をする必要があります。
※20万以下でも確定申告することで払いすぎた所得税が還付される可能性がある。
確定申告をしなかった場合は会社のみならず、税務署にもバレてもっと大変なことになります。

確定申告の際、住民税を自分自身で納付する「普通徴収」を選択することで会社に副業がバレるリスクが減ります。
※所得が増えると住民税も増えますが、会社側からすると支払った給与以上に住民税が増えていると別の所得を得ていると推察されるため。
確定申告については少々ややこしいので専門のサイトをチェックした方が安全です。
副業は住民税でバレる?会社にバレない方法と正しい確定申告方法を解説!

まとめ

副業でホストを始めれば高収入を得られるメリットがあります。
とは言え、デメリットが皆無なわけではなく、会社や周囲の人にバレる危険性はあります。
また、ホストのバイトに限らず副業は心身ともに披露しますので働きすぎには注意しましょう。

メリット・デメリットの両方を知った上でホストの仕事に興味を持った方は副業で働けるお店の求人情報をチェックしましょう。
お店の雰囲気や詳細な給料システム、そして実際のホストの仕事を知るために、まずは体験入店から。

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