デリヘルとはちょっと違う、ソープランドの送迎ドライバーの仕事

送迎の仕事

送迎の仕事がある風俗店といえばデリバリーヘルス(デリヘル)が真っ先に思い浮かびますよね。
デリヘル嬢をお客さんの元へ送り届ける重要かつ必須の仕事で人気が高いです。
そのデリヘルドライバーに比べるとやや陰は薄いものの、あの風俗界の王様と呼ばれるソープランドにもドライバーの仕事が実はあったのです。
デリヘルドライバーと共通すること、違うことなど、まとめてみました。

共通するのは嬢の送迎

まずは共通する仕事について解説しましょう。
それはソープ嬢の出勤・退勤時に行う送迎です。
仕事内容は全く変わりませんが、ソープランドならではの事情が関係してきます。

ソープランドで働くソープ嬢は基本的に2交代制で早番・遅番があります。
時間の早い店だと日の出(6時くらい)から始まり、10時くらいまでには全店開店しています。
デリヘルと違ってソープランドは営業終了時間が決まっているため、営業時間を少しでも長くするために営業開始時間を早めに設定しているのです(開始時間にも法律上の制限があります)。

営業時間が早まれば、当然送迎する時間も早くなります。
早番に対応するには朝が弱い人にはちょっと向かないかもしれません。
遅番との交代のタイミングは15時~17時頃です。
夜は24時には基本的に終わり、そのあとに送迎を行います。

送迎はソープ嬢からの要望に応える形で行います。
どんなに近くに住んでいても、たとえ数十メートルの距離でも送迎はしなくてはなりません。
ソープランドは通勤しやすいように近くに寮(店が用意した住まい)を用意していますがわずかな距離でも歩きたくないのがソープ嬢です。
彼女たちが行うサービスの大変さ、生み出すお金の大きさを考えればこれくらいのわがままは許容してあげるのが大人の対応と言うものでしょう。
逆に、県をまたぐ距離から通っているソープ嬢もいるのでその対応は普通に大変です(特に遅番の終わりの送りは…)。

ソープランド独特、お客さんの送迎

ソープランドはその業種的特性によって全国の特定のエリアでしか営業できません。
この制限はこの先も変わることはないでしょう。
儲かるからと言って繁華街にいきなりソープランドを開業することはできません。

エリア制限がソープランドに与える影響としてもっとも大きいのが集客面です。
何十年も営業していると周辺の環境は大きく変わります。
集客に影響するのは交通事情。
駅が移転する、電車の本数が少なくなるなど周囲が寂れてしまうと人の動きが鈍くなるので大変です。

上記の事情に対して、店の移転という選択肢はエリア制限&建物の建築制限によって封じられています。
そこで考えられたのがお客さんを店まで送迎するサービス
お客さんがこれないならこっちから迎えにいってやる、その精神です。

最寄の駅で待機してお客さん待ちます。
所属するお店を利用するお客さんを見つけたら車に乗せて店まで送り届けます。
当然サービスを受け終わった人を再度駅まで乗せていきます。
お客を乗せているとは言え、2種免許はいりません。
なぜなら、お客から送迎代金を取っていませんし、店でのサービス料金に送迎に関する料金が含まれているわけでもないからです。
※2種免許は運転することによってお客から代金を得る仕事には必要(タクシーなど)。

社用車もあるが、車の持ち込みが可能なら求人の選択肢は増える

送迎に使用する車ですが、ソープランド側が用意している場合があります。
社用車、というやつです。
働くにあたって最大のネックである車の問題が解決しているので応募のハードルがグッと下がります。
募集枠がすぐに埋まる可能性があるので興味がある方はで求人情報を見つけたら早めに応募しましょう。

持ち込み推奨、または必須の店舗もあります。
その際は自らの車を使用しましょう。
ソープ嬢はともかく、お客は複数人に同時対応しなくてはならない場合があるので小さめの車は向かない可能性があります。
愛車を犠牲(?)にすることになりますが、採用の枠が広がると言うメリットはあります。

送迎以外の仕事をしなくてはならないこともある

デリヘルと違い、ソープランドでの送迎の仕事には波があります。
ソープ嬢は出勤したらずっと店内にいますので追加の送迎はありませんし、お客全員が送迎サービスを利用するわけではないからです。
送迎の仕事がないタイミングは意外と多いです。
そのため、店内での仕事や雑用を一部担当する可能性があります。

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