男性が日々シコシコと繰り返すオナニー。
大変気持ちの良いものですが、ちょっと待ってください。
その精子がお金になるかもしれません。
ティッシュに出している場合じゃないかも!?
不妊に悩む夫婦を助ける「精子バンク」
精子バンクの歴史は意外と古く、今から50年以上前にアメリカと日本で設立されました。
不妊に悩む夫婦・カップルが人工授精で子供をもうけることが出来る様になったのです。
時代が進むと、単に不妊への対応策としてだけではなく、優秀な遺伝子で優秀な子供を得るために利用されることも。
実際に1980年にはノーベル賞受賞者専用の精子バンクが誕生して話題となりました。
不妊と言うと、昔は女性が一方的にその原因とされていましたが最近の研究では男性側が原因となっているケースがおよそ3割ほどもあるとの事です。
そういった背景がありつつ精子バンクの需要が年々高まっています。
日本の精子バンク業者
日本にはまだ精子バンクを運営している業者が少ないです。
医療機関とは異なるためにその安全性を疑問視する声もありますし、そもそも精子の提供に対しての独自の倫理観などがネックになっているのです。
以下に精子バンク業者のHPを記載しておきます。
中には無料の精子バンクと称して相談に来た女性と性行為をしようとする犯罪まがいの業者(個人)がいますので注意が必要です。
そういった人と関わると逮捕される恐れがあるのでやめておきましょう。
精子提供の報酬はおいくら?
ボランティアとして行う0円(無料)~10万円くらいまででピンキリです。
ドナーの学歴・年収等の価値によっても変わります。
上記の「日本精子バンク」では5万円~となっています。
報酬について考える上で重要なのが精子の提供が1回とは限らない点です。
現代科学・医療でも人工授精で100%の妊娠は不可能です。
当然といえば当然でしょう。
健康体の夫婦でも1回の性行為で妊娠するわけではないのですから。
精子の提供は2度・3度と複数にわたる場合があります。
報酬はその都度支払われるので提供先の夫婦にはちょっと悪いですが、回数を重ねるほどに稼げます。
精子提供者(ドナー)としての資格は
作業自体は簡単でそれなりの報酬を得られる精子バンクですが、最大のネックはその資格です。
有象無象の輩が精子バンクに殺到しないように色々と細かいチェックが入ります。
感染症にかかっていないか、持病を持っていないか、非喫煙者か、薬物やアルコールなどの依存症ではないか、年齢は35歳以下か、精神安定剤などを服用していないか、など。
1つでも引っかかるとアウトです。
その他、地味に大変なのが学歴。
基本的にトップクラスの大学を卒業した人でないと難しいです。
業者側が東大・京大クラスのドナーだけをご用意、など買い手に対してアピールしているところからもそれは窺えます。
各種証明書を準備して、初めてドナーとなれるのです。
精子提供までの流れ
多くの場合、最初のコンタクトはHP上から行います。
その後に業者側から提供の手順や各種証明書の準備等を求める案内が送られてきます。
精子採取のタイミングは業者によって若干異なり、事前に採取しておく場合の他、依頼者が現れてから採取する場合があります。
残念ながら採取のときにセクシーなお姉さんが手招きしてお手伝いをしてはくれません。
AV的展開を期待するだけ無駄です。
アダルトDVDを渡されて個室に案内されるのが現実です。
正式に依頼者が現れた後にドナーとしての契約を交わします。
この際に、実際に依頼者と面談するかどうかは業者によります。
その後、依頼者に精子が提供され、ドナーは報酬(謝礼金)を受け取ります。
選ばれしエリートのバイト
精子バンクのドナーとなって報酬を受け取るまでをまとめましたが、最終的に言えるのは万人向けのバイトではないこと。
実作業はアダルトDVDを見て射精すると言う、世の男性にとって日常茶飯事の行為だけですが、ドナーになる為のハードルが少々高すぎます。
逆に考えれば、ちゃんと勉強してエリートの階段を上る男性へのちょっとしたご褒美バイトなのかもしれません。