1組の男女が愛を確かめ合う場所、それがラブホテル(※最近では男性同士・女性同士の利用も増えているらしいですが…)。
直接的なアダルト要素はありませんが、色々と想像を掻き立てる雰囲気は間違いなくアダルトな仕事でしょう。
※ラブホテルはブティックホテルと呼ばれることもあります。
目次
仕事は大きく分けて2種類
ラブホテルを運営するスタッフの仕事は大きく分けて2種類に分類できます。
1つは受付(フロント)スタッフ
もう1つは室内清掃
以下、それぞれについてまとめました。
受付(フロント)スタッフの仕事
一般的なホテルの受付(フロント)スタッフといえば、さわやかな笑みでお客を迎えて丁寧に案内をしてくれる存在ですよね。
しかし、ラブホテルの場合は全く違います。
フロントスタッフなのに対面業務は意外と少ない?
そもそもラブホテルではお客様と対面するケースはほとんどありません。
通常のホテルであればチェックイン・チェックアウトでフロントスタッフと必ず対面しますが、ラブホテルではプライバシー保護が最優先となります。
可能な限り、フロントスタッフと対面しない独自のシステムを設けています。
パネルで部屋を選んで鍵を受け取ってそのまま入るフロント形式、車で乗り入れてそのまま部屋に入るモーテル形式、そのどちらもお客様との直接的なやり取りを省いて中に入れます。
古いラブホテルの場合は今でも普通に対面式の場合があります。
そんな時はお客様を直視することなく焦点をぼやかして対応しましょう。
感情をゼロにして機械的な対応を心掛けましょう。
圧倒的に対面業務が少ないとは言え、ゼロではありません。
まれに器械が故障したり、使い方がわからない人がいたりして対応することがあります。
その他の仕事
その他に受付(フロント)スタッフがすることと言えば、
・注文された品物を届ける(食事、飲み物、オプション※大人のおもちゃなど)
・延長の確認
・部屋の利用、備品などについての問合せ対応
・電話対応(外部からの)
などです。
その他、未成年など利用の資格がない怪しいお客様を見つけた場合に警察に連絡するという防犯上の仕事(?)もあります。
フロントスタッフの就業時間・給料
仕事内容を見ると意外と楽そうなラブホテルのフロントスタッフの仕事。
次は就業時間と給料についてみていきましょう。
特殊な勤務時間にはメリット・デメリットあり
ラブホテルで働くフロントスタッフの仕事で最も特徴的なのは24時間勤務だと言うこと。
これだけ見ると相当ブラックな印象をもたれるかも知れませんが、通常の休憩の他に仮眠休憩なども当然ありますのでご心配なく。
また、連続勤務を行うことはありません。
3日に1日の勤務になることが多いです(※分割すれば1日8時間の勤務になる計算)。
体調管理が大変で、1回あたりの仕事が少々大変なデメリットがありますが、
月に10日のみの出勤でOKだと考えると人によっては相当メリットがあるでしょう。
給料はそこそこ
給料は月額だと約20万~が相場です。
時給だと約900円~で、22時以降は深夜手当てがつきます。
前述の特殊な勤務体系を考えればなかなかおいしい仕事かも知れませんが、この仕事1本で食べていくならば早く出世して管理部門等に入りたいところです。
副業・掛け持ちバイトとしてなら時間を有効活用できるのでオススメです。
フロントスタッフの仕事のメリット・デメリット
メリットはアダルト業界の仕事の割りに身バレが少ないことでしょう。
最近はオシャレなラブホテルが増えているとは言え、あまり人前で話せる仕事でもありません。
直接的対面を避けた独自のシステムはお客様だけでなく、働くスタッフにとっても都合が良いです。
身バレに関しては、注文の品物を届ける際やホテル内でお客とすれ違う際などもスタッフ側はマスクなどで防ぐこともできます。
※たとえ身バレが発生しても相手がもっとまずい状況(不倫、既婚者の風俗利用など)であることも少なくありません。
お互い口を閉ざすことで結果的に秘密を守ることができます。
基本的に仕事が楽な点もメリットでしょう。
特別な資格や経験などが必要ではありませんので応募が容易です。
デメリットはそれほどありませんが酒を飲んでいるお客や一部トラブルを起こすお客がいるのでその対応が精神的に大変です。
面倒なことになりそうになったら上司に連絡したり、場合によっては警察への通報も行います。
清掃の仕事
ラブホテルスタッフのもう1つの仕事、それは清掃です。
細かい説明は不要でしょうが念のため。
清掃スタッフが担当するのは愛の営みをを終えた室内。
次のお客様が気持ち良く利用できるようにがんばりましょう。
ゴミを捨ててベッドメイキング。
シーツの洗濯は清掃スタッフが行うこともありますし、専門の業者に頼むこともあります。
募集するスタッフの年齢制限がゆるく年配の方でも働けることが多いです。
通常のホテルの清掃と異なり、最初の研修を過ぎると2人ペアでなく、1人で仕事をすることが多いです。
マイペースで作業ができるので、気楽に働きたい人に向いているかも知れません。
清掃スタッフの就業時間・給料
就業時間は受付(フロント)スタッフと同様に長時間になる場合もありますし、夜間だけのスポット勤務もあります。
後者の場合、3時間くらいからの勤務が1つの目安になります。
給料は時給制が多く、約900円~ほどです。
清掃スタッフのメリット・デメリット
メリットは特殊なスキルも資格もいらず、年齢制限がゆるいことでしょうか。
40代以上でも募集は結構あります。
この仕事を本業にするには少々心元ないですが、失業後の急場しのぎの仕事であったり、バイトであればメリットの方が大きいでしょう。
デメリットはやはり独特の汚れでしょう。
利用目的がそれだけに汚れがキツイ場合が多々あります。
特に家ではできないアブノーマルプレイをするためにラブホテルを利用するお客もいるのそんな部屋に当たった場合はちょっとした覚悟が必要です。
慣れの問題ですが、その最初の壁を越えられずに辞める人が結構います。
ラブホテルの仕事を探そう
ラブホテルの仕事は一生の仕事にするには少々ハードルが高いですが、アダルトな雰囲気を感じられる面白い仕事です。
ちょっとした社会勉強にもうってつけです。
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